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本当に真理を知りたければ、心からそれを求めるならば、必ず真理
を見いだすことでしょう。これは理解困難なものではありません。問
題は理解したくないと思っているからなのです。

もし、真理をそのまま受け入れるならば、自分が何をしなくてはい
けないかということをはっきり知ります。真理を受け入れるならば、
真理に従わなければならないということを知ります。真理を受け入
れるならば、自分たちが今まで好んできた偶像を捨てなければいけ
ないということがわかってきます。そんなことはしたくないわけです
ね。ですから、彼らは真理を否定してしまうわけです。

私たちが裁きの座に立った、だれも「私は知らなかった」と、言い
訳をすることはできません。その、神様はその人にこのように言われ
ることでしょう。「それは問題ではない。問題はあなたが真理を見い
だすことを望まなかったからなのだ」と・・・。神様は、その人が真理
を求めないで、時間を別のことにむだに費やしてしまったことについ
て裁かれます。

メシヤを待ちながらメシヤを殺害した

マタイ24章の背景を見ていきたいのですが、マタイ24章の背景
となるのがマタイ23章です。どうして背景を知るのかと言いますと、
イエス様の再臨のしるしを理解するためには、イエス様の時代の教
会の状態を理解しなければなりません。ほとんど4000年近くも、
メシヤの出現を待ち望んでいたユダヤ人の教会が、結局真理を見い
だせなくて、メシヤを殺害するにいたったわけです。

彼らは聖書を持っていました。預言者もいました。聖所もありまし
た。預言の霊も持っていたんです。預言の霊とは何ですか。彼らにと
って、それはモーセの言葉です。モーセの書は彼らにとって預言の霊
だったのです。証の書だったのです。彼らは健康のメッセージも持っ

78│信仰のリバイバル
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