Page 28 - 福音の力を体験せよ
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と。すると主は「はっきり言うが、わたしはあなたを知
らない」と言われるに違いありません。なぜなら、主が
私の心にはおられなかったのですから、そう言われるの
は当然のことだったのです。そのとき、私がどれぐらい
衝撃を受けるか想像してみてください。

皆さん、礼服を着ないで婚宴の席にいた人を覚えてい
ますか。彼もやはり、自分は天国に入る準備ができている
と思っていました。彼は服を着ていました。彼が着ていた
服は高価で、とても良い物でした。彼は善人でした。しか
し、外の暗やみにほうり出されてしまいました。

では、ここに出てくる婚宴の礼服とは何だったのでし
ょう?

“人が自分自身の心をキリストにささげる時、心はキリ
ストの心と結合し、意志はキリストの意志に没入し、
精神はキリストの精神と一つになり、思いはキリスト
のうちにとらわれて、私たちはキリストの命を生き
る。これが、キリストの義の衣を着ることである。”

(COL 312)

私はこういった事を、理解していませんでした。
“キリストの義は、告白されてもいなければ捨てられて
もいない罪をおおう外衣ではない。それは品性を一変

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