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するときも、その一つ一つを天の父はやさしく見守って
おられます。どんな涙も神の目にとまらないものはなく、
どんなほほえみも見過ごしにされることはありません。
もし私たちが、これらのことを固く信じるならば、
よけいな思いわずらいはなくなります。そして、人生も
今のような失望ばかりではなくなります。神はどんなに
心配や苦労をおかけしても、それに圧倒されたりはなさ
いません。ですから、どんなに大きいことも小さなこ
とも、すべて神のみ手におまかせすることができるので
す。こうしてはじめて私たちは、多くの人々が長い間知らな
かった、魂の安息を味わうことができるようになります。
この地上の美しさに心が魅せられるとき、罪にも死
にもむしばまれない、やがて訪れる世界のことを考えて
みましょう。そこには、もう呪いの影は見られません。
救われた者が入る天の都のことを考えてみましょう。そ
れは、どんなに想像力をたくましくしても描き出すこと
ができないほどの、立派なものであることを覚えましょ
う。神は自然界を美しく飾られますが、それでも私たち
は、神の栄光のかすかな光を見ているだけなのです。聖
書には「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い
浮かびもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者た
112 | 新生への道
おられます。どんな涙も神の目にとまらないものはなく、
どんなほほえみも見過ごしにされることはありません。
もし私たちが、これらのことを固く信じるならば、
よけいな思いわずらいはなくなります。そして、人生も
今のような失望ばかりではなくなります。神はどんなに
心配や苦労をおかけしても、それに圧倒されたりはなさ
いません。ですから、どんなに大きいことも小さなこ
とも、すべて神のみ手におまかせすることができるので
す。こうしてはじめて私たちは、多くの人々が長い間知らな
かった、魂の安息を味わうことができるようになります。
この地上の美しさに心が魅せられるとき、罪にも死
にもむしばまれない、やがて訪れる世界のことを考えて
みましょう。そこには、もう呪いの影は見られません。
救われた者が入る天の都のことを考えてみましょう。そ
れは、どんなに想像力をたくましくしても描き出すこと
ができないほどの、立派なものであることを覚えましょ
う。神は自然界を美しく飾られますが、それでも私たち
は、神の栄光のかすかな光を見ているだけなのです。聖
書には「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い
浮かびもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者た
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