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とをご自分のほまれとなさいます。
多くの人が、あやまったのはこの点であって、イエス

が個人的に、一人ひとりにゆるしを与えられることを信
じないのです。彼らは神のみ言葉をそのとおり信じませ
ん。しかし、だれでも条件に従うならば、いかなる罪の
ゆるしも価なく与えられることを、はっきり知ることが
できるのです。神のみ約束は、自分のためではないなど
という疑いを捨てなければなりません。このみ約束は悔
い改める罪人一人ひとりのためです。キリストが備えて
おられた能力と恵みは、み使いによって、信じる魂一人
ひとりに与えられています。どんなに罪深いからといっ
ても彼らのために死なれたイエスから能力と純潔と義と
を受けることができないという人はありません。イエス
は罪に染まった汚れた衣を脱がせ、義の白い衣を着せよ
うと待っておいでになります。死ぬことなく、生きなさ
いと招いておいでになるのです。

神は、人間がお互いを取り扱うように私たちを扱われ
るようなことはありません。彼は、愛とあわれみといつ
くしみ豊かな神です。「悪しき者はその道を捨て、正し
からぬ人はその思いを捨てて、主に帰れ。そうすれば、
主は彼にあわれみを施される。われわれの神に帰れ、

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