Page 37 - Yamamoto Family -text final
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2番目の弟は、母に似て突っ走るタイプでした。
何か悪い事をしても逃げ足が速く、あっという間に
逃げるので、ボーっとしているすぐ下の弟が変わり
に怒られている始末でした。小さいころは、私と兄の
悪態三昧を散々見ていたせいもあり、要領がよく、兄
弟の中では比較的よい子だったと思います。ただし
反抗期が遅くなり、大人になってからのほうが手が
つけられず大変でした。
私はと言えば、家族の中で一番の問題児で、生ま
れたときから反抗期、2歳の時には、すでに気に入
らないことがあると、フスマまで走り、頭をフスマに
ガンガンぶつけて怒りをぶちまけていたそうです(父・
母談)。性格が悪いため友達もできず、そのうっぷん
を家族にあたり、家の中で一番いばっていました。
学校では休み時間になっても遊べる友達がおら
ず、休み時間の間中トイレに隠れているような暗い
子供でした。今ならよくわかります。当時の私みたい
な子と、誰も一緒に遊びたくないと思います。
手がつけられなかった私 37
何か悪い事をしても逃げ足が速く、あっという間に
逃げるので、ボーっとしているすぐ下の弟が変わり
に怒られている始末でした。小さいころは、私と兄の
悪態三昧を散々見ていたせいもあり、要領がよく、兄
弟の中では比較的よい子だったと思います。ただし
反抗期が遅くなり、大人になってからのほうが手が
つけられず大変でした。
私はと言えば、家族の中で一番の問題児で、生ま
れたときから反抗期、2歳の時には、すでに気に入
らないことがあると、フスマまで走り、頭をフスマに
ガンガンぶつけて怒りをぶちまけていたそうです(父・
母談)。性格が悪いため友達もできず、そのうっぷん
を家族にあたり、家の中で一番いばっていました。
学校では休み時間になっても遊べる友達がおら
ず、休み時間の間中トイレに隠れているような暗い
子供でした。今ならよくわかります。当時の私みたい
な子と、誰も一緒に遊びたくないと思います。
手がつけられなかった私 37