Page 6 - Yamamoto Family -text final
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結婚の話が進んでいきました。神様の愛が分からな
い者が、人を愛することなどできるわけがなく、私は
彼に向かって、「私はあなたを愛しているかどうか分
かりません」と言いました。主人は、「愛は感情では
なく、原則だから大丈夫だよ」と言ってくれました。私
は、相手がそう言うのならいいのだろうと思って、結
婚することにしました。
結婚して私は3人の子供の母親になりました。外
面的には、牧師の妻として、クリスチャンらしく振る
舞うことがすっかり身についていた私でしたが、家
庭では、冷たい母親、おっかない母親丸出しでした。
「 私 は 正しい 、あ な た たち は 間 違っている」という
自分を義とする旗を振りかざして、主人に対しては、
「人に対する対応の仕方が悪い、説教がおかしい」
と批判して落ち込ませ、やっと主人が立ち直りそう
になると、また落ち込ませ、の連続で、主人にとって
は災難続きの日々だったことと思います。
子供たちに対しては、「そんな事やっていると、天
国に行けないわよ」と言っておどかして、自分の思う
6 一条の光
い者が、人を愛することなどできるわけがなく、私は
彼に向かって、「私はあなたを愛しているかどうか分
かりません」と言いました。主人は、「愛は感情では
なく、原則だから大丈夫だよ」と言ってくれました。私
は、相手がそう言うのならいいのだろうと思って、結
婚することにしました。
結婚して私は3人の子供の母親になりました。外
面的には、牧師の妻として、クリスチャンらしく振る
舞うことがすっかり身についていた私でしたが、家
庭では、冷たい母親、おっかない母親丸出しでした。
「 私 は 正しい 、あ な た たち は 間 違っている」という
自分を義とする旗を振りかざして、主人に対しては、
「人に対する対応の仕方が悪い、説教がおかしい」
と批判して落ち込ませ、やっと主人が立ち直りそう
になると、また落ち込ませ、の連続で、主人にとって
は災難続きの日々だったことと思います。
子供たちに対しては、「そんな事やっていると、天
国に行けないわよ」と言っておどかして、自分の思う
6 一条の光