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供たちのいる教会へ帰りたくなってきたのです。そし
て、何にも持たず、その日の午後の飛行機で、私は熊
本から千葉へ帰って行きました。ちょうどお盆のとき
で、教会の人たちは、夜、突然私が現れて、幽霊が来
たのかと思ったそうですが、以前と同じ暖かさで私
を迎えて下さいました。そして私は、やはりこの教会
で信仰をもう一度学び直したいと思い、高校の仕事
を辞め、家内と暮らすことにしました。

一条の光

しかし、家族の所に帰っても、罪の問題は解決さ
れておらず、そのうちに、次男は教会を離れていき、
家内もまた、去っていきました。そして私も、また自
分の限界を感じて教会を去り、家内の両親の近く
に、家を借りて住むようになりました。そして、夫婦で
近くの教会に行くようになりましたが、私は、自分の
罪の性質を知っていたので、教会では何もせず、た
だ参加しているだけにしようと決めていました。とこ
ろが、昔、私と一緒にバプテスマを受け、そのころ教

悲惨と絶望の果てに 27