Page 16 - My FlipBook

の言葉をもって締めくくっています。
「これらのことをあかしするかたが仰せになる。『しかり、わたし

はすぐに来る』。アァメン、主イエスよ、きたりませ」（ヨハネの黙示
録２２：２０）。

聖所の真理は、私たちに、現在、天の至聖所で奉仕しておられる
キリストと出会わせ、その聖所のキリストと出会った経験が、私たち
に真の救いの経験を持つようにさせ、ひいては、キリストの証人とし
て立ち上がらせてくれることでしょう。そのようにして私たちは、恵
みの期間が終わる前に、この世に向かって、もうすぐ来られる主を迎
える準備をするように、警告する者とされるのです。

聖所制度を正しく理解しないことから来る、救いについての大き
な誤解が、全キリスト教会に広がっています。聖所制度を正しく理
解するなら、私たちは、真の聖潔へと至る正しい道を発見し、日々創
り変えられて、キリストの品性を反映する者とさせられていきます。
キリストの愛や、恵み、赦しだけが強調される、現代の安易な福音
を信じてきた人々は、最後の時になって、その量が足りないことが
明らかになって、滅亡することになるでしょう。それだからこそ、この
時代に神様は、聖所の真理を悟った人々を通して、「あらゆる国民、
部族、国語、民族」に、「永遠の福音」を宣べ伝えるように召された
のです。その「永遠の福音」は、聖所を通して啓示された福音です。
これ以外にない福音です。この福音だけが、私たちに、「何をしたら
永遠の命が受けられましょうか」（ルカ１８：１８）という問いに対す
る、正確な答えを提供するものです。

最後の時代において、真の信仰を持った者たちは、サタンが汚し
た神様の品性を擁護し、不当な扱いを受けている神様の戒めを、正

16 │ 聖所‐福音の道しるべ