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ユダヤ人教会の恩恵期間の終了

今朝のお話はステパノという人物についてです。使徒行伝7章を
見るとステパノの説教を読むことができます。多くの信者がこの説
教の中にある大事な点を理解できないのですね。とても重要な点
なのですけれど・・・・。この説教こそ、地上歴史最後の代に住んで
いる私たちにあてはまるメッセージなのです。

その頃、まさにユダヤ人教会は、教会としての恩恵期間が閉ざさ
れようとしていました。私たちも、実はそうなんですね。ですから私
たちこそ、彼が何を言わんとしていたかを理解しなくてはいけない
わけです。

ユダヤ人教会に対する恩恵期間が閉ざされた、それはいつでした
か? 紀元34年のことでした。ステパノは教会の執事でありまして、
自分の大事なユダヤ人教会に向かってこのメッセージを語っていた
のですけれども、その教会が彼のメッセージを受け入れようが受け
入れまいが、重要な、非常に重要なあることを意識していたが故に、
彼は大胆に語ったわけなのです。それは、自分たちの神の民としての
恩恵期間が閉ざされるという、重要な局面がきているということで
した。

ユダヤ人に対する恵みの期間は、神様によって与えられていまし
た。それが490年という期間だったのですね。ダニエル9章の予言
で、70週の期間として表されています。

神様はご自分の教会がどのようになることを望み、期待しておら
れたのでしょうか? イエス様は教会のために何をしようとしておら
れたのでしょう。教会がどのようになることを望み、期待しておられ
たのでしょうか。まずダニエル書9章を開いて、神様がどのような計
画を持っておられたか見てみましょう。このことについては、ダニエ
ル書9章24節に見ることができます。24節が70週の預言の始ま
りなのですが、ここで神様が初めて恩恵期間という、長い、70週す

現代のイスラエル│199
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