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すでに前回の講演で申し上げましたように、神様は、再臨教会をま
ず最初にお裁きになります。なぜなら、この教会が神様からの光を
初めに受けたからであす。これは公平なことであり、理にかなったこ
とです。これこそ、聖書を通しての原則なのですね。裁きに関する原
則です。「裁きが神の家から始められるがきた」(1ペテロ4:17)

次にペテロ第1の手紙2章9節をご覧ください。「あなたがたは、
選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それ
によって、暗やみから驚くべきみ光に招きいれて下さったかたのみわ
ざを、あなたがたが語り伝えるためである」。皆さんよくご存じの聖
句だと思います。ところで、この聖句と同じように書かれているところ
が、出エジプト記19章6節に見られます。「あなたがたはわたしに対
して祭司の国となり、また聖なる民となるであろう」。神様はこの故に
選民イスラエルをお選びになりました。

ところが、神様の目的を遂行する民としての役割は、イスラエルと
ユダヤ教会から、初代キリスト教会へと移されました。もう一度ペテ
ロ第1の手紙2章9節を見てみましょう。「しかし、あなた方は、選
ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによ
って暗やみから驚くべきみ光に招きいれてくださった方のみわざを、
あなた方が、語り伝えるためである」。単純にわかりやすく書いてあ
りますね。神様がなぜご自分の教会をお選びになったかと言いま
すと、神様の真理の光、神様ご自身の品性を世界中に知らせるため
に、そのことを伝える民をお選びになったわけです。ところが、その
神様の光、祝福がイスラエルとユダヤ教会から取り除かれて、初代
キリスト教会へと移されるがきました。そのような重要な局面にあっ
て、ステパノは、サンヒドリンの前に立っていたわけです。

   

ステパノの説教の意味

202│信仰のリバイバル
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