Page 27 - 新生への道-text
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ダビデが罪を犯した後にささげた祈りは、罪に対する
悲しみをよくあらわしています。彼は真面目に、心の底
から悔い改めたのです。自分の罪を弁護しようとするの
でもなければ、恐ろしい刑罰から逃れようという気持ち
から祈ったのでもありません。ダビデは自分の罪の恐ろ
しさと魂の汚れを認めて、自分の罪を憎んだのです。彼
が祈ったのは、罪のゆるしばかりでなく、心が清められ
ることでした。また聖潔の喜びを切望し、もう一度神と
やわらぎ、神との交わりに入りたいと願ったのです。彼
の心から次のような言葉があふれ出ました。

「そのとががゆるされ、
その罪がおおい消される者はさいわいである。
主によって不義を負わされず
その霊に偽りのない人はさいわいである」
(詩篇32:1、2)
「神よ、あなたのいつくしみによって、
わたしをあわれみ、
あなたの豊かなあわれみによって、
わたしのもろもろのとがをぬぐい去ってください。 ・
・・ わたしは自分のとがを知っています。 
わたしの罪はいつもわたしの前にあります。

03 悔改め | 27
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