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1)最後の世代の必要性

私たちの目から見ても、この罪の歴史は悲しく、心痛むものです。
それなら、神様は、なおさら、胸をえぐられる苦痛を感じておられる
に違いありません。全人類は、神様の子供たちなのです。愛そのも
のであられる方が、すべての苦しみを忍耐して待っておられるのに
は、確実な理由があります。私たちは、天の神様のあがないのご計
画を、もっと詳しく理解する必要があります。神様が何を、なぜ、待っ
ておられるかを正しく悟る時、私たちが、この最終時代のクリスチャ
ンとして立てられた目的を、認識するようになります。

「さて、これらの人々はみな、信仰によってあかしされたが、約束
のものは受けなかった。神はわたしたちのために、さらに良いものを
あらかじめ備えて下さっているので、わたしたちをほかにしては彼ら
が全うされることはない」(へブル11:39、40)。

この聖句は、最後の世代の必要性を強調しています。パウロはロ
ーマ人への手紙でも次のように書きました。「被造物は、実に、切な
る思いで神の子たちの出現を待ち望んでいる。なぜなら、被造物が
虚無に服したのは、自分の意志によるのではなく、服従させたかた
によるのであり、かつ、被造物自身にも、滅びのなわめから解放され
て、神の子たちの栄光の自由に入る望みが残されているからである」
(ローマ8:19~21)。

神様は、最後の世代である14万4千人、または、霊的イスラエル
である真の教会が整えられなければ、地上歴史を終わらせることが
お出来になりません。そうでなければ、何のためにこれほど長く再臨
が遅れる理由があるでしょうか?神様は、今も、真の神様の教会の

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