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ても支配を受けたり、縛られたりする必要はない。それにもかわら
ず、このような律法があることは、神様が自分たちの自由を制限し、
奴隷のように縛り付けようとすることだと非難しました。
2)神様自身は律法を守っていないのに、自分たちにそれを強要
することは、自己中心的な神様であることを表していると訴えまし
た。
3)被造物の中で、神様の律法を完全に守れた者は一人もいない
と言いました。全被造物の中で最高の地位にいる自分も守れないの
に、誰がその律法を完全に守れるだろうかと主張しました。
これらの三つの告発は、天の王国にとって、致命的になりかねませ
んでした。ルシファーは、王国中をめぐって、天使たちの心に疑いの
種を蒔き、創造主への愛と忠誠心を揺るがしました。み子が、天使
たちを説得されたにも関わらず、天使たちの三分の一はルシファー
の味方につきました。多くの天使がだまされて、サタンの謀反に加わ
ったことをご覧になられた、父なる神様のお心は、どのようなものだ
ったでしょうか!
ルシファーは、天使の間を行き来しながら、次のように言ったかも
しれません。「あなたたちはよく分からないでしょう。神様が本当は
どんな存在かを。私はすぐそばにいるので、あなたたちが見ることの
できない面を常に見ているのです。神様はあなたたちが思うほどの
存在ではありません。私たちには大きな改革が必要です」。さり気な
く投げられる疑いの一言は、ある天使の忠誠心を揺り動かすのに十
分でした。このようにして、神様のご品性と、律法に対する反逆が天
から始まりました。
178 │ 聖所‐福音の道しるべ
ず、このような律法があることは、神様が自分たちの自由を制限し、
奴隷のように縛り付けようとすることだと非難しました。
2)神様自身は律法を守っていないのに、自分たちにそれを強要
することは、自己中心的な神様であることを表していると訴えまし
た。
3)被造物の中で、神様の律法を完全に守れた者は一人もいない
と言いました。全被造物の中で最高の地位にいる自分も守れないの
に、誰がその律法を完全に守れるだろうかと主張しました。
これらの三つの告発は、天の王国にとって、致命的になりかねませ
んでした。ルシファーは、王国中をめぐって、天使たちの心に疑いの
種を蒔き、創造主への愛と忠誠心を揺るがしました。み子が、天使
たちを説得されたにも関わらず、天使たちの三分の一はルシファー
の味方につきました。多くの天使がだまされて、サタンの謀反に加わ
ったことをご覧になられた、父なる神様のお心は、どのようなものだ
ったでしょうか!
ルシファーは、天使の間を行き来しながら、次のように言ったかも
しれません。「あなたたちはよく分からないでしょう。神様が本当は
どんな存在かを。私はすぐそばにいるので、あなたたちが見ることの
できない面を常に見ているのです。神様はあなたたちが思うほどの
存在ではありません。私たちには大きな改革が必要です」。さり気な
く投げられる疑いの一言は、ある天使の忠誠心を揺り動かすのに十
分でした。このようにして、神様のご品性と、律法に対する反逆が天
から始まりました。
178 │ 聖所‐福音の道しるべ