Page 111 - Revival of faith -text final
P. 111
にシュロの枝を持って、イエス・キリストを讃えます。ついにこの地上
の罪の呪いから解放されて、本当の意味で贖われるわけです。救い
の喜びにあずかります。

 

鹿のように

何年か前に、韓国で、ある男性、筋ジストロフィーという病気だと
思いますが、40歳を少し過ぎたぐらいの人でした。病気のせいで、
筋肉が縮んでいくらしいのですが、だんだん、10歳か11歳ぐらい
の子供の大きさになってしまいました。ある時、彼が住んでいる地
域で集会を開いたら、その人は、13歳の息子に抱っこされてやって
きました。彼のために特別なソファーを用意して、横になりながら話
が聞けるようにしました。彼の体は曲がっていて、枕はいらないくら
いでした。

私が説教を終えるたびに、毎回息子さんが私の所に来て、「父が
先生とお話ししたいと言っています」、と告げました。彼が亡くなる少
し前に、私と話をしたいと呼ばれました。彼は私の目を見て、私に尋
ねました。「先生、イエス様は本当に間もなくおいでになるのでしょ
うか」。「その通りです。確かにイエス様はお出でになります」と答え
ました。それから、また同じ質問を繰り返すのです。「先生、イエス様
は、本当に間もなくおいでになるのでしょうか」。「はい、その通りで
すよ」彼はそのときこのように言いました。「イエス様がおいでになる
とき、私はどうすると思いますか。神様は私に新しい体を与えてくだ
さるのです。鹿のように私は走りますよ。イエス様の所に走っていっ
て、両手を高く上げて、イエス様にこういうふうに言おうと思います。
『長い間イエス様がお出でになるのを待っていました。どうしてそん
なに長くかかったんですか。お会いできてうれしいです。あなたが私
の神様です。そして救い主です』」

二つの契約│111
   106   107   108   109   110   111   112   113   114   115   116