Page 124 - Revival of faith -text final
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れる。わたしの律法を彼らの心に与え、彼らの思いのうちに書きつけ
よう・・・」。

古い契約

古い契約とは何でしょうか。神の律法は正しいものであると知っ
ているので、それを守らなくてはならないと思うのです。でも、本当
の意味では、それに心から従おうとは思っていません。従わなけれ
ばいけないと思っていても、本当に心から喜んで従おうとは思ってい
ないのですね。しかし、私たちが真の回心の経験をしたならば、聖
霊が私たちの心のうちに、思いのうちに、律法を書きつけてください
ます。
『キリストの実物教訓』370ページに、「絶対に間違う余地のない
はっきりした言葉で、永遠の命に入るためには、戒めに従わなけれ
ばならないことをお示しになった。これは、堕落前のアダムに要求さ
れたのと同じ条件である。主は、エデンの園で人間に要求なさった
のと同じ完全な服従と、しみのない義とを今も求めておられるので
ある」。ここに書いてあることは、神様だけがおできになります。私
たちにはできません。

エゼキエル書36章を読みますと、もうすでに旧約聖書において、
神様は新しい契約について説明しておられます。「私があなたの心
を変えてあげよう。わたしの霊を、あなたに与えよう、そして、私の戒
めのうちに、あなたが歩むことができるようにしてあげよう」と。これ
が新しい契約です。これを私たちは持たなくてはいけないのです。

聖書においては、神の指というのは、神の力を表しています。また、
神の指というのは、聖霊を表しています。二枚の石の板に、神様はご
自分の指でもって十戒を書かれました。これは聖霊が私たちの心に、
一人ひとりの心に、律法を書きつけるということを表していたんです。

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