Page 15 - Revival of faith -text final
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すが、その日は一人で訪問していました。車を運転しながら、私はで
きるだけ歩道に近づいていました。〈どこかの家から、テレビの音が
聞こえてこないかなあ。〉と思っていました。自然に車が歩道の近く
に寄ってしまうのです。そのうち、私は、この試合の結果が知りたく
てたまらなくなって、途中で車を止めました。そして、通りがかりの人
に尋ねました。「すみません。どっちが勝っていますか」。そう言った
後、急にある思いに襲われました。〈ちょっと待てよ。私は牧師なん
だぞ。今朝私は安息日の説教をしたばっかりなのに、何をしているん
だ〉。私は、車のハンドルに顔をうずめて泣きました。生まれて初め
て、あるものを感じていたのです。

こぼれる涙 - 改心 -

私は偽りの宗教生活を送っており、純粋な者ではなかったので
す。本当の意味ではクリスチャンではなかったのです。本当の意味で
の安息日遵守者ではありませんでした。私は、「神様を本当には愛し
ていない。神様よりも自分自身を愛している。世的なものを愛してい
る。自分の栄誉、自分の栄光のために生きている。神様のためには
生きていない。そういう意味で、私は本当の牧師ではないのだ。私は
罪人だ。悪人である」。そのように感じました。次に私は、祈り始めた
のです。その祈りにきれいな言葉を並べたりはしませんでした。単純
にこのように祈りました。雪の日でした。

「神様!私は福音の力をまだ知りません。聖書を読むとき、信じる
者にとって福音は力であると書かれています。(ローマ1:16)それが
どういうことか本当には理解できていません。神様どうぞ助けて下さ
い。このあわれな魂を助けてください。どうしていいのかわからない
のです。私は幸福ではありません。聖霊をもって、どうぞ私をお助けく
ださい」

私の証│15
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