Page 13 - Revival of faith -text final
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ました。そういった中で、私は、罪の意識に悩んでいたのです。どうし
てでしょうか。私は勝利の経験をしていなかったのです。私は、自我
に勝利していなかったのです。誘惑がありました。

牧師にとって、週ごとに迎える安息日は忙しく大変な一日でありま
す。また、教会の理事会においても、やはりストレスが多いものとなり
ます。それで、教会の活動が終わった土曜日の夜が、私にとって自由な
楽しみの間でした。「いや~、本当にストレスの多い1週間だったなあ
ー」と振り返るのです。特に理事会は大変でした。安息日はストレスの
多い日だったのです。

教会では、聖人のように振る舞わなくてはいけない、にもかかわら
ず、家では悪魔のように振る舞っていました。教会ではすばらしい説
教をしていました。でもそういう説教をすればするほど、自分がにせ
物だという思いが強くなってきました。良い言葉を並べるのですが、
その言葉に従って生きていませんでした。そういった罪の意識に悩ん
でいたのです。そして、牧師として上手くいっていて、前途有望な中に
あっても、牧師を辞めたいと思うこともあったのです。罪意識から、
自分が教会から離れてしまうのではといった不安があり、心に幸福
がなかったのです。

 罪の縄目 - 葛藤 -

私にはすばらしい妻がいます。しかし、当は幸福ではなかったの
です。可愛い二人の娘も生まれていました。それでも幸福ではなか
ったのです。牧師として成功していても、幸福ではなかったのです。
人から、「あなたは前途有望ですね」。と言われていたにもかかわら
ず、幸福ではなかったのです。 神様との正しい関係を持っていなか
ったのです。本当の意味での幸福ではなかったのです。牧師を辞め
てしまおうかとも思っていました。

私の証│13
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