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本当の福音を語った結果

イエス・キリストは、この世の何ものにも勝るお方です。私がこの自
給伝道の働きに入った頃でありますけども、私は自分がどういう世界
に入っていくのか、全くわからない状態でした。私は教会関係の中で
だけ教育を受けたものでありました。教会牧師として、教団から給料
を受け取って働くということ以外の経験をしたことがなかったわけで
す。教会の牧師として働くということは、給料はもらえますし、いろん
な補助もありますし、働き自体は比較的簡単なのです。私の家内は
看護師でした。彼女は牧師の娘だったのですね。義理の父は長年教
会の出版事業の責任も持っていました。そして、とても忠実な牧師で
ありました。そのような父を持った私の家内は、伝道の働きをするこ
とについては、家庭で訓練を受けている女性であったわけです。

神様が、私に真の福音の経験をさせてくださってから、本物の、再
臨を待つ神の民の備えというメッセージを語り始めたわけです。本
当の福音ですね。イエス様がまもなくおいでになるというので、教会
員に悔い改めを呼びかけたわけです。率直な証を語るようになりまし
た。教会内の特定の罪や問題なども、ズバリ指摘するようになりまし
た。そうすると私は、様々な非難、迫害などを受けるようになっていっ
たのです。

かつての私

私はかつて、とても高慢な人間でした。何をやっても自分は一番に
なれると思っていたことがありました。家族の者から、また教会員、
友人たちから、たくさん称賛されていました。教会では牧師として働
いていましたので、教会学校などでもいろんな会議の議長とかに任
命され、そういったいろんな責任を負わされていたわけです。そして、
聖歌隊ではいつも指揮者に選ばれていました。何をやっても、人よ

生ける神の印│155
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