Page 150 - Revival of faith -text final
P. 150
「現在の経済危機を神がどう思われるか考えたことがあるだろう
か? 無論それは知る由もないが、ローマ・カトリック教会が『全能者
の最高位の牧者』と考える人物は、ついに自らの見解をもって介入し
てきた。法王ベネディクト16世は、『カリタス イン ベリタテ(真
理における博愛)』の中で、ありふれた株の情報(助言)や経済措置
を提供しているわけではないが、長年待望された第三回勅は、我々
の経済的復興に関する広範囲に及ぶ注釈、またかつての強力なドル
よりも卓越したあるものに基づく、景気回復のための神聖なブルー
プリント(青写真)なのである」。(『タイム・マガジン』2009年7月
7日)

一般の雑誌がこのように言っています。こんな恐ろしいことが世
界で起こっているのに、神の民はなおも眠りこけているのです。誰か
が、彼らにずっと子守唄を歌ってあげているのかもしれません。教会
が安らかに眠っているわけです。

 
 

ドイツにおける日曜休業令

「ドイツにおける日曜休業令」と言っているんですけれども、
2009年の12月2日、ドイツのインターネットのニュース番組であ
る、「スピーゲル・オンライン・インターナショナル」に、このような
ことが書いてありました。日曜休業令がドイツで定められたという
のです。「ドイツの裁判所は、日曜日が休日として守られるべきとの
判決を下し、日曜日の買い物制限を緩和しているベルリン法を覆し
た。水曜日には、ドイツのほとんどの新聞が、その判決を歓迎した。
あるものは宗教と伝統を理由にあげており、またあるものは労働者
の権利のために歓迎した」。

ドイツには、憲法の中に、まだ完全に施行されていないものがあ
って、施行はされていないけれども、憲法としてはずっとあったもの

150│信仰のリバイバル
   145   146   147   148   149   150   151   152   153   154   155