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十戒のはじめの四つの戒めは、神に対する私たちの義務が述べ
られており、残りの六つの戒めは、人に対する私たちの義務が述
べられています。多くの人が、「安息日はユダヤ人のために制定され
た」と言います。この嘘により、多くのクリスチャンが「ユダヤ人の
安息日」と呼ぶようになりました。しかし、そこにはユダヤ人的な要
素は全くなく、それは第三条や第六条の戒めがユダヤ人的でないの
と同じです。聖書のどこにも、安息日をユダヤ人のものと書かれてあ
る箇所はなく、むしろ「主の安息日」と宣言されています。しかも、
この時代、ユダヤ人はまだ存在していませんでした。

ユダヤ人の歴史は、ソロモン王の息子レハべアムの、分別のない
行動のために、イスラエルの十部族が彼に背いて、ネバテの息子ヤ
ラべアムに従って北方にイスラエル国を建設した時、ユダ部族だけ
がレハべアムを王として南方にユダ王国を立てることによって始ま
ったのです(列王記上１２章参照)。

安息日は神のものであり、神がご自分の民に下さったものです。イ
スラエル人がエジプトを出るとすぐに安息日を守るように要求され
たのは、彼らが神の民であったゆえでした。安息日の戒めがなかった
ら、十戒が仏教のおきてなのか、儒教のおきてなのか、あるいはその
他どの宗教のものなのか分からないでしょう。この第四条の戒めに
おいてのみ、私たちが仕えるべき神の特徴を見ることができます。

紋章〔印章〕には、必ず次のような３種の内容が含まれていなけ

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