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開かれ、神様の審判の結果が明らかにされる時、神様のみ座の周り
では、「ハレルヤ、救と栄光と力とは、われらの神のものであり、その
さばきは、真実で正しい」（黙示録１９：１、２）という賛美が鳴り響
きます。そうして全宇宙が、神様の裁きは公正であり、神様は義を重
んじられる方であることを、はっきりと認めることができるようにな
るのです。

サタンは、被造物の心に、神様の愛と律法に対する疑いの種を播
きました。従って神様の裁きの過程は、神様が愛であること、神様
の律法もまた愛であり完全なものであることを、全宇宙が見て、知る
ことが出来る経験となります。これ以後は、神様に対する疑いは全
く存在しなくなります。調査審判によって、神様の愛と義が確立され
て、すべての被造物の捧げる神様への礼拝が、純粋な尊敬と愛から
出るものになるからです。

悔い改めた義人たちを、永遠に救う前に、必ず調査審判の過程
を通らなければなりません。私たちは信仰によって救われます。しか
し、行いに基づいて審判を受けると聖書は教えています。この時に、
神様の審判は、慈しみをもって行われるものであることも覚えてお
きましょう。神様は、義人たちを擁護して、救うために裁きを行われ
るのであって、罪をあら捜しする、厳しい裁判官のような心で裁きを
なさるのではありません。イザヤが「シオンは公平（Judgement：審
判）をもってあがなわれ、そのうちの悔い改める者は、正義をもって
あがなわれる」（イザヤ１：２７）と言っているように、私たちは神様
の公平と正義の裁きによってあがなわれるのです。

聖所での毎日捧げられる儀式において、罪を告白したら、彼らの
罪は赦されたでしょうか？その通りです。彼らは確実に赦しを経験し

110 │ 聖所‐福音の道しるべ