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は、神様の戒めを守ることによって、反対に神様の戒めに守られるの
です。彼らは、戒めに従順な者であり、インマヌエルの血で洗われ、
神様の義を重んじる者とされました。契約の箱の中にある十戒は、
神様の政府の基礎である、神様の愛のご品性を表していました。

Ｂ、マナのつぼ
契約の箱に入っていたマナのつぼは、神様のいましめを守る力を
与えるために、天から降り注ぐ命のパンを象徴するものでした。律法
のすぐ隣には、命のパンであるイエス・キリストがおられ、律法に従う
ことの出来る新しい命を与えて下さるのです。それは、神様のみ言葉
を食べること、即ち、神様のみ言葉を読み、瞑想して、そのみ旨に従
って生きることから来るものです。またマナは、具体的に体の健康法
則を守ることも意味しています。神様の宮である私たちの体の健康
のために、有害なものを避け、健康法則を守ることと、罪に勝利して
神様のいましめを守ることは、同時進行で、切り離すことの出来ない
ものなのです。「だから、飲むにも食べるにも、また何事をするにも、
すべて神の栄光のためにすべきである」（Ⅰコリント１０：３１）。

Ｃ、芽が出たアロンの杖
契約の箱の中には、芽を出したアロンの杖がありました。それは、
神様の民を、戒めを守る真のイスラエル、真の残りの教会として導
くために、ご自身の僕である預言者たちを通してなされる働きを象
徴していました。また、生命のない枯れ木が、生きた枝へと変えられ
たように、律法に対しては死んでいた者が、神様にあって生まれ変わ
り、戒めを守ることが出来る新しい命を受けることを意味していまし
た。新しく生れた者だけが、神様の律法と調和した歩みをすること

第６章 │ 113