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が出来るようにされるのです。

Ｄ、二つのケルビム
契約の箱の上は、贖罪所（恵みの座）と呼ばれ、箱の両端には、１
対の純金で造られたケルビム（天使の像）がありました。このケルビ
ムは、私たちに驚くべき教訓を与えてくれます。
このケルビムは、後に四つになりました。契約の箱の上に最初か
らあった二つと、後にダビデが啓示によって神様から指示を受けて、
息子ソロモンによって造られたもので、二つのケルビムが追加され
て、契約の箱の前の床におかれました（列王記上６章参照）。
契約の箱の上の二つのケルビムは、純金で造られており、床に置
かれていたケルビムは、アカシヤ材で造って純金でその上を覆った
ものでした。アカシヤ材は、堕落した人間性を象徴するものです。
まず、このケルビムとは何を表しているのかを調べてみましょう。
「その時ケルビムはのぼった。これがケバル川でわたしが見た生
きものである。・・・これがすなわちわたしがケバル川のほとりで、イ
スラエルの神の下に見たかのいきものである。わたしはそれがケル
ビムであることを知っていた」（エゼキエル１０：１５、２０）
「主は王となられた。もろもろの民はおののけ。主はケルビムの上
に座せられる。地は震えよ」（詩篇９９：１）。
これらの聖書のみ言葉から、四つの生き物が神様のみ座そのもの
であることが分かります。これら四つの生き物がケルビムです。神様
ご自身が、彼らの間に座しておられます。これらのケルビムたちは、
神様が行かれるところへはどこへでもついていくのです。彼らの任
務は、神様を護衛することでした。そして、契約の箱の上のケルビム
が、恵みの座からの神様の栄光を、自分たちの体と羽で反射してい

114 │ 聖所‐福音の道しるべ