Page 49 - Yamamoto Family -text final
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ゴミ箱をあさるような毎日でした。まさに獣のように
夜の街を徘徊するようになったのでした。人から変
な目で見られていましたし、私ももう少しまともな生
活をしたいと思うのですが、神様の守りから離れた
私は、罪と悪の力に引きずられるままになりました。
かすかな良心の呵責
その頃から、自分のこんな惨めな毎日を早く終わ
らせたいと、公園のベンチで天を仰ぎながら、今日
死ぬか、明日電車に飛び込むかそんなことを考える
毎日でした。真夜中の駅のホームの端で最終電車を
待っていることもありました。後一歩で飛び込むとこ
ろでしたが、なんとか踏みとどまり、自分の人生をや
り直すために、北の地、北海道に行きました。しかし
どこに行ったとしても、私のこの心は依然として反抗
的であり、問題を起こしてばかりいました。孤独と、生
きていくことの寂しさから、意地を張っていた自分が
どうにもできなくなり、たった一度だけ、床に伏し泣
きながら神様に、「神様という方がいらっしゃるのな
救いを得させる神様の力 49
夜の街を徘徊するようになったのでした。人から変
な目で見られていましたし、私ももう少しまともな生
活をしたいと思うのですが、神様の守りから離れた
私は、罪と悪の力に引きずられるままになりました。
かすかな良心の呵責
その頃から、自分のこんな惨めな毎日を早く終わ
らせたいと、公園のベンチで天を仰ぎながら、今日
死ぬか、明日電車に飛び込むかそんなことを考える
毎日でした。真夜中の駅のホームの端で最終電車を
待っていることもありました。後一歩で飛び込むとこ
ろでしたが、なんとか踏みとどまり、自分の人生をや
り直すために、北の地、北海道に行きました。しかし
どこに行ったとしても、私のこの心は依然として反抗
的であり、問題を起こしてばかりいました。孤独と、生
きていくことの寂しさから、意地を張っていた自分が
どうにもできなくなり、たった一度だけ、床に伏し泣
きながら神様に、「神様という方がいらっしゃるのな
救いを得させる神様の力 49