Page 66 - Yamamoto Family -text final
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があります。すると彼女はじっと目に涙をためながら
聞いてくれました。そして「今まで辛かった分、これ
からは、私が献児さんを幸せにしてあげる」と言って
くれたのです。その言葉の通り、私は大学内で誰より
も幸せ者となりました。後輩からは「いつも幸せそう
ですね。素敵な彼女がいていいですね。羨ましいで
すよ」といつも声をかけられていました。
私には、何の価値もないのに、彼女の私への純
粋な思いを通して、イエス様が、無価値な私に価値
を与えるために、この世に来て下さったその愛を幾
分でも知るようになりました。彼女という存在は、た
だ、神様からの一方的な贈り物でした。そしてその贈
り物を通して、自分の将来の仕事についても、しっか
りとした見通しがつくようになり、小学校の先生を目
指すことにしました。そして気がつけば、学校に行く
のが楽しくて仕方なくなり、こんなに幸せでいいの
だろうかと思い、毎朝、人生の中で今が一番幸せだ
と感じていました。勉強に、諸活動に、私生活の全て
において充実し、楽しくて、箸が転がっても笑えるほ
66 一条の光
聞いてくれました。そして「今まで辛かった分、これ
からは、私が献児さんを幸せにしてあげる」と言って
くれたのです。その言葉の通り、私は大学内で誰より
も幸せ者となりました。後輩からは「いつも幸せそう
ですね。素敵な彼女がいていいですね。羨ましいで
すよ」といつも声をかけられていました。
私には、何の価値もないのに、彼女の私への純
粋な思いを通して、イエス様が、無価値な私に価値
を与えるために、この世に来て下さったその愛を幾
分でも知るようになりました。彼女という存在は、た
だ、神様からの一方的な贈り物でした。そしてその贈
り物を通して、自分の将来の仕事についても、しっか
りとした見通しがつくようになり、小学校の先生を目
指すことにしました。そして気がつけば、学校に行く
のが楽しくて仕方なくなり、こんなに幸せでいいの
だろうかと思い、毎朝、人生の中で今が一番幸せだ
と感じていました。勉強に、諸活動に、私生活の全て
において充実し、楽しくて、箸が転がっても笑えるほ
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