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部屋にこもっていました。どのように会話すればい
いかわからなかったからです。そしてお互いに心の
傷を持っていました。

久しぶりの実家での生活を始めてみると、やはり
私の私生活に問題があることが浮き彫りになってき
ました。これまでの放蕩生活によって、沢山の悪い習
慣が身についてしまっていたからです。それを母か
ら指摘される度に、ここぞとばかりに、今までの憎し
みや怒りが爆発して怒り狂うことがありました。互い
に負ってきた傷が癒やされていないため、そのよう
なことが度々起こるのでした。自分でもどうにかした
くても、この大きくあいた傷口はふさがらず、「正しい
ことを言う前に、この決して消えない心の傷をどうし
てくれるのだ！！」と怒りをぶつけていました。一度砕
け散ったコップをもとのようには戻せないように、
私達の一度壊れてしまった人間関係は、もとには戻
せないのでした。

しかし、私達の信じる神様は、私達の創造主であ
るゆえに、私達の心の傷をいやすことのできるお方

救いを得させる神様の力 63