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ばに置いてあったソファーに座って、私は静かに妻の名前を呼びまし
た。何の返事もありませんでした。少しして、起き上がった家内は部
屋を出ようとしましたが、私の目から涙が流れているのに気付いたよ
うでした。彼女は近くへ来て、「どうしたの、あなた?」と尋ねました。
妻を抱きしめた私の涙が、彼女の頬を濡らしました。それから私
たちはこのように祈りました。「神様ごめんなさい。私たちは、また
あなたに対して罪を犯してしまいました。あなたのお心を痛め、あな
たのみ名を汚しました。サタンがどれほど勝ち誇り、あなたと聖天使
たちをあざ笑ったことでしょう。主よ、どうぞ私たちの罪をお赦し下
さり、私たちを再び聖所へとお導き下さい。もう一度あなたと、聖な
る道を歩みたいのです。どうか私たちの内にお宿り下さい。そして、
私たちをあなたの内に宿らせてください」。
その日以来、私たち夫婦は、今まで以上に深い愛情で結ばれるよ
うになりました。もちろんそれは、熱心に神様のみ言葉を食べ、祈り
によって常に神様と交わる力を通して、可能になったのでした。
聖化の 道を 歩んでいる途 中で、失 敗や 犯した罪のために、何十
回、いや、何百回も聖所を出たり入ったりすることがあるかも知れま
せん。しかし、聖所を出入りする回数が多ければ多いほど、私たちの
良心は、それだけ鈍くなってしまうことを覚えなければなりません。
私たちは、神様の恵みを、感謝と申し訳なさでいっぱいになって、
受け取らなければなりません。私たちは、再び主を十字架につける
ことがないように、最善をつくすべきです。私たちは、罪と取り組ん
で戦う時、まだ血を流すほどの抵抗をしていません。だから、いまだ
に私たちに、後の雨の聖霊のみ業がないのです。後の雨は、私たち
がすべての罪に勝利する手助けをし、品性を完成させるために降る
104 │ 聖所‐福音の道しるべ
た。何の返事もありませんでした。少しして、起き上がった家内は部
屋を出ようとしましたが、私の目から涙が流れているのに気付いたよ
うでした。彼女は近くへ来て、「どうしたの、あなた?」と尋ねました。
妻を抱きしめた私の涙が、彼女の頬を濡らしました。それから私
たちはこのように祈りました。「神様ごめんなさい。私たちは、また
あなたに対して罪を犯してしまいました。あなたのお心を痛め、あな
たのみ名を汚しました。サタンがどれほど勝ち誇り、あなたと聖天使
たちをあざ笑ったことでしょう。主よ、どうぞ私たちの罪をお赦し下
さり、私たちを再び聖所へとお導き下さい。もう一度あなたと、聖な
る道を歩みたいのです。どうか私たちの内にお宿り下さい。そして、
私たちをあなたの内に宿らせてください」。
その日以来、私たち夫婦は、今まで以上に深い愛情で結ばれるよ
うになりました。もちろんそれは、熱心に神様のみ言葉を食べ、祈り
によって常に神様と交わる力を通して、可能になったのでした。
聖化の 道を 歩んでいる途 中で、失 敗や 犯した罪のために、何十
回、いや、何百回も聖所を出たり入ったりすることがあるかも知れま
せん。しかし、聖所を出入りする回数が多ければ多いほど、私たちの
良心は、それだけ鈍くなってしまうことを覚えなければなりません。
私たちは、神様の恵みを、感謝と申し訳なさでいっぱいになって、
受け取らなければなりません。私たちは、再び主を十字架につける
ことがないように、最善をつくすべきです。私たちは、罪と取り組ん
で戦う時、まだ血を流すほどの抵抗をしていません。だから、いまだ
に私たちに、後の雨の聖霊のみ業がないのです。後の雨は、私たち
がすべての罪に勝利する手助けをし、品性を完成させるために降る
104 │ 聖所‐福音の道しるべ