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かるようになり、罪を憎み悲しみます。それが悔い改めです。
私たちが、罪を悲しむ謙遜な心でみ前に進む時、神様からの赦し

を受けます。それは、イエス・キリストが、絶え間なく世の罪のために
燔祭壇で捧げられる小羊として存在しておられるからです。イエス
様は現在、人の手ではなく、神様が造られた、天の聖所で務めてお
られる方です。ユダヤ人たちが行ってきた地上の聖所制度は、現在
では意味がなくなりました。毎日の犠牲や、年に一度捧げてきた犠
牲は、これ以上捧げる必要はありません。聖所制度の原型である、
真の過越祭の小羊イエス様が捧げられたからです。しかし、人類が
絶えず罪を犯し続けるために、イエス様の血潮は、常に注がれ続け
なければならないのです。イエス様は、今も神様のみ座の前で、聖
所の働きを行っておられます。この地上で犠牲の羊として殺された
キリストは、今も天の聖所で、ご自分が流された血を示しながら、悔
い改める人々の罪を清めておられます。イエス様は罪人のあらゆる
犯罪や、すべての失敗のために、今もなおご自身の血潮を提供してお
られるのです。

私たちの仲保者キリストと聖霊は、人間のために絶えず執り成し
をしておられます。しかし聖霊は、キリストがなさるように、私たちの
ために嘆願されるわけではありません。キリストは、世のはじめから
流されたご自分の血を提示されます。聖霊は、私たちの心に働きか
けて、祈りと悔い、賛美と感謝の心を引き起こして下さいます。聖な
る記憶の中にある魂の琴線を聖霊がはじいて、心の音楽を鳴り響か
せた結果、私たちの唇から感謝の言葉が流れ出るのです。

宗教的な儀式、祈り、賛美、悔いの心からなされる罪の告白は、香
として真の信者から、天の聖所へとのぼっていきますが、人性という

100 │ 聖所‐福音の道しるべ