Page 63 - Revival of faith -text final
P. 63
に衝撃的な言葉があります。『各代の大争闘』下巻396~397ページに
ある言葉ですが、これは皆さんにとって極めて必要な言葉だと思いま
すので、しっかりと読みましょう。

「かつてなかったほどの悩みのが、まもなくわれわれの前に展開
する。それだからわれわれには、一つの経験――今我々が持ってお
らず、また多くの者が怠けて持とうとしない経 験 ― ―が必要なので
ある。現実の困難というものは、予想したほどではないということが
しばしばある。しかし、われわれの前にある危機の場合は、そうでは
ない。どんなに生々しく描写しても、この試練の激しさには、とうてい
およばない。この試練のに、人間は、みな、自分で神の前に立たなけ
ればならない。『主なる神は言われる、私は生きている、たといノア、
ダニエル、ヨブがそこにいても、彼らはそのむすこ娘を救うことがで
きない。ただその義によって自分の命を救いうるのみである』」(エ
ゼキエル14:14)。

仲保者なしの信仰

ある教会員が私のところに来て、「カン先生、私の家内はとても敬
虔な人間なんですよ。素晴らしいクリスチャンです。私はまだそうい
うものにはなっていないんですが、私は彼女をきちんと支えて、助け
ているので、彼女が天国に行く、私は彼女のスカートの裾につかまっ
ているだけでいいと思います。私は彼女を助けていますから。彼女
に親切にしていて、好意的ですから。神様はその事をよく理解してく
ださると思います」。

ところが、この証の書によりますと、誰も自分の義で他の人を救う
ことはできないとあります。これは本当に衝撃的な言葉だと思いま
す。自分たちの義によって、自分の命を救いうるのみであると、エゼ

主は我らの義│63
   58   59   60   61   62   63   64   65   66   67   68