Page 48 - RememberMe!
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は、パリサイ人と同様の律法主義者である。

しかし、十戒を守ることで律法主義者になるわけではありませ
ん。私たちは、第五条の戒めに従って親を敬う人、第八条の戒めを
守って盗みを働かない人、第二条の戒めを犯さないように神社参
拝を拒んで生命をも奪われた殉教者たちを、律法主義者だと非難
したりはしません。それなのに、第四条の戒めに従って第七日を安
息日として守る人だけは、律法主義者になるのでしょうか?

律法主義とは、律法を守った自分の善行を誇り、自分で救いを
得ようとすることです。もちろんクリスチャンは、そのような律法主
義者であってはいけません。また、「悪人ども」(Ⅱペテロ2:7;3
:17―欽定訳)、あるいは「不法な者」(マタイ7:23;13:41;Ⅰテ
モテ1:8~9)になってもいけないのです。彼らも、律法主義者と同
様、神の国の市民にはなれません(マタイ7:23;Ⅱペテロ3:17;Ⅱ
テサロニケ2:3、7、8)。

律法主義かどうかは、外見の行為で判断できるものではなく、心
の動機を見なければなりません。「救われるために」神の戒めを守
る人か、「救いを感謝して」神の戒めを守る人かを正確に見抜くお
方は、神だけです。ですから私たちは、自分の基準で他の人を裁い
てはいけません。

ではあなたは、「創造」されたから神に「礼拝」を捧げるのです
か?それとも、神を「礼拝」することで、「創造」されようとするので

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