Page 51 - RememberMe!
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ルサレム滅亡の3年半前、つまり西暦66年10月下旬にエルサレ
ムから離れました。

そして預言の通り、西暦70年9月、ローマ軍による長期にわたる
包囲の末、エルサレムは陥落し、百万余名の生命が、飢饉と剣の犠
牲となりました(Josephus, The Wars of the Jews Book V. ch ll-Book Vl
. ch X)。キリストの十字架から約40年後の西暦70年に、オリブ山
での預言が成就したわけですが、そのような極限状況においても、
安息日を覚えて聖く守るべきであるとの神のみ旨が明らかにされて
いたのでした。

3. [人のための日 : 安息日の主]

「また彼らに言われた。『安息日は人のためにあるもので、人が安息
日のためにあるものではない』」(マルコ2:27)。

このみ言葉の真意は何でしょうか?安息日は人のためにあるのだ
から、人の都合によって、守っても守らなくても良いということでし
ょうか?

聖書は人のために存在しますが、人の都合によって聖書を意の
まま変更すべきでないように、人のために安息日があるからといっ
て、安息日を意のままに変更してもよいということではありません。
安息日は人の幸福と、神との正しい関係を維持するためにあるので

新約聖書と安息日 51
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