Page 56 - RememberMe!
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7. [愛と従順]

「わたしのいましめを心にいだいてこれを守る者は、わたしを愛する
者である。わたしを愛する者は、わたしの父に愛されるであろう。わた
しもその人を愛し、その人にわたし自身をあらわすであろう」
(ヨハネ14:21)。

私たちは恵みのもとにあるから、十戒を守る義務を免れたと、あ
る人たちは主張します。この主張に賛同する人は、次の論理から類
推してみてください。「私たちは律法を守る義務から解放されたの
で、偶像に仕えてもよい、人殺しをしてもよい、姦淫してもよい、盗
みを働いてもよい」となります。これが、自由の身とされた者の生き
方でしょうか?安息日は、十戒の第四条にある戒めです。他の戒め
はどれも守るべきだと言いながら、「安息日」をそのように攻撃する
ことは、論理的でもなければ、道理にかなってもいません。パウロ
は次のように訴えています。「兄弟たちよ、あなたがたが召されたの
は、実に、自由を得るためである。ただ、その自由を、肉の働く機会
としないで、愛をもって互いに仕えなさい」(ガラテヤ5:13)。「サム
エルは言った。『主はそのみ言葉に聞き従う事を喜ばれるように、
燔祭や犠牲を喜ばれるであろうか。見よ、従うことは犠牲にまさり、
聞くことは雄羊の脂肪にまさる』」(サムエル上15:22)。

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