Page 54 - RememberMe!
P. 54
治されました。安息日は、罪によって病気にかかり、うめき苦しむ
人々に新たな生命を与える日でもあります。イエスが病気をいや
される時には、いつも肉体の健康とともに霊的な生命を蘇生させ
てくださいました。このようなわけで、キリスト者が、安息日に人々
の心身回復のために奉仕するのは適切なことなのです。安息日は
自らの霊と肉の回復をはかり、他の人々の霊肉回復のために奉仕
する時間でもあります。「人は羊よりも、はるかにすぐれているで
はないか。だから、安息日に良いことをするのは、正しいことであ
る」(マタイ12:12)。

神が安息日に働かれないとしたら、この地球はどうなってしまう
ことでしょう?いいえ、地球だけでなく、全宇宙が壊れてしまうこと
でしょう。神は、安息日にも天体を運行させるみ手を止められるこ
とはありません。パリサイ人たちは、安息日の精神は無視しておい
て、律法主義的な重荷で人々を苦しめました。イエスは、この尊く幸
福に満ちた安息日の精神を回復してくださったのでした。

ところでキリストは、安息日の本当の意義を回復しておきなが
ら、その日を廃止なさったのでしょうか?安息日に人のために奉仕
することが、安息日礼拝を廃止することになるのでしょうか?それ
とも、パリサイ人のようにではなく、イエスのように安息日を守りな
さいという意味でしょうか?

54 Remember me!
   49   50   51   52   53   54   55   56   57   58   59