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自分たちのためではなくて、あなたがたのための奉仕であることを示
された。それらの事は、天からつかわされた聖霊に感じて福音をあ
なたがたに宣べ伝えた人々によって、今や、あなたがたに告げ知らさ
れたのであるが、これは、御使たちも、うかがい見たいと願っている
事である」(Ⅰペテロ1:12)。

神様は、ご自身のみ座のまわりに、神様のあがないの愛を体験し、
そのご品性を最もよく反映する四人を、四つのケルビムとして置かれ
る可能性があります。さらに14万4千人が、神様のみ座のそばに聖
歌隊として立つようになります。黙示録7章では、14万4千人につい
て次のように説明しています。「それだから彼らは、神の御座の前に
おり、昼も夜もその聖所で神に仕えているのである。御座にいます方
は、彼らの上に幕屋を張って共に住まわれるであろう」(黙示録7:1
5)。また、あがなわれた者の中から二十四人の長老が選ばれ、神様
のみ座のまわりで、審判の働きを支える陪審員のように並びます。

神様が、ご自身のみ座の周囲を、地球から救われた人たちで囲ま
れる時、宇宙において、二度と罪と反逆は起こらなくなります。彼ら
の証と品性が、それを防ぐからです。そのために神様は、聖所制度
を通して、堕落した人類を腐敗の状態から聖なる天使、聖なるケル
ビムの立場にまで引き上げて下さるのです。ここに、福音の力と奥深
さがあります。神様の愛と恵みをほめたたえましょう。

聖所によって表された、この救いの計画は何とすばらしいものでしょ
うか。道徳的に弱い罪人が、小羊を聖所に連れて行き、救いの各段階
を踏んでいくことによって、ついに、契約の箱の上のケルビムの地位に
まで高められるのです。これこそありがたい希望ではないでしょうか。

第6章 │ 117
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