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カトリック教会の真の目的 

1866年にイエズス会の司祭が、このようなことを書きました。
『自由主義の幻覚』という本です。この本の中で、第7日安息日を守
る人たちは、自由主義派と呼ばれているんです。カトリック教会の律
法に彼らが従わないから、自由主義としているんです。ルイ・ベルー
イという人が書いた本です。145年前(2011年から)に書かれた
ものなんですけれども、興味深いことに、この本は今の私たちの代
のために書かれたようなものなのですね。この本の92ページに、興
味深いことが書かれています。「真理が普及し、社会的構造物が、
永遠の規則に従って再構築されるときがくるならば、カトリック教会
は、自分たちのためにやるようにして、すべての事柄を統合するであ
ろう。彼らは、社会全体の利益のために、宗教上の日曜遵守を強要
するであろう」。

日曜休業令のことを述べていますね。ローマ・カトリック教会の目
的は何でしょう.彼らの目的は、全世界の教会を自分たちの教会とす
ることです。アウグスチヌスという人は、『神の都』という分厚い本を
書きました。彼はその本の中で、神権政治のもとでは、全世界は一つ
の国、一つの都になる、という構想を描いています。カトリックの律
法が、全世界を治めるわけです。これが、ローマ・カトリック教会の目
的です。そして、その目的を、今にも果たそうとしているわけです。「こ
の律法に従わない者たちは咎められ、創造主への尊敬や、被造物へ
の休息が拒まれることは、もはやなくなり、幾人かの狂信者と戦うこ
とが、唯一の目的となる。狂信者らの熱狂が、民衆全体を愚かで不
遜な罪へといざなうのである。要するに、社会全体がカトリック化す
るであろう」。

彼らは、第7日安息日遵守者を、自分たちの律法に逆らう者、民衆
全体を愚かで不遜な罪へといざなう狂信者と言っているわけです。
教会が、安息日遵守者を殺してやる、と言っているわけです。この社

日曜休業令の切迫│143
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