Page 124 - RememberMe!
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仰をいただかなければなりません。神はこのような信仰を、心から
悔い改める人に与えられるのです。真の悔い改めがあるところに
は、真の服従があります。なぜなら、悔い改めというのは、単に過
去の過ちや罪などを悲しむだけでなく、悔い改めた瞬間から、神が
私たちに啓示なさった御旨を実行しようという決心が伴うのです。

サタンは長年の間、教会の歴史を通じて、変質された神学を注入
してきました。多くの宗教教師たちが、口先ではイエスに従ってい
ると主張しながら、イエスご自身が模範を示して教えられた聖書の
真理を、あらゆる詭弁によってゆがめ、薄めてきました。人々を神の
御旨に服従できるように導くのではなく、自分たちの心の奥にある
罪を隠しながら、人はみ言葉に完全に従わなくとも、キリストを信
じていれば救われるのだという、広くて安易な不従順の道へと彼ら
を導いてきました。

信仰と服従の表裏一体の関係を認識するならば、信仰という言
葉を用いて、イエスを高めるようにしながら、実際には罪のままで
救われようとする〔天国に罪を持ち込もうとする〕ような教えがい
かに危険であるかがわかってきます。イエス様には、私たちを罪の
力から解放する力はないのだと思わせる、このような教えから離れ
なければなりません。

律法主義という言葉を聞いたことがあると思います。自分の力
で、戒めの要求を満足させようとする奴隷根性ですね。「自分自
身」を前面に出し、「キリストの助けなしに、自分の力で神の戒めを

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