Page 73 - RememberMe!
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ばなりません。
安息日制度の起源が明示された、創世記2章の2節、3節では、

安息日という名称の代わりに、「第七日に休まれた」と明言し、「第
七日を祝福して、これを聖別された」と重ねて強調されています。七
日間のうちのどの日でも安息日になることができると考えられる余
地は残されていません。安息日が七日目でなければならない理由
は、「天と地と、その万象とが完成し」、「神は第七日にその作業を
終えられた」からです(創世記2:1、2)。

本来、記念日というのは、その日に起こった歴史的事実を記念す
る、時間的な意味をもっています。自分たちの結婚記念日を、一年
のうちから適当な日を選んで記念している夫婦がいるでしょうか?
記念日を移し、どんな日でも記念日になり得るという考えは、常識
からも外れています。地球が存続する限り、創造は記念されるもの
であり、創造の神は、安息日を通して創造に基づいた崇拝を受けら
れることでしょう。

16. [一週の初日(日曜日)に献金?]

「一週の初めの日ごとに、あなたがたはそれぞれ、いくらでも収入に
応じて手もとにたくわえておき、わたしが着いた時になって初めて集
めることのないようにしなさい」(Ⅰコリント16:2)。

新約聖書と安息日 73
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