Page 74 - RememberMe!
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1 これこそ、日曜日に礼拝を捧げていたのではなく、仕事をして
いたという証拠です。文脈を見れば、働いて得た収入から一定額を
残しなさいとの勧告なので、むしろ初日〔日曜日〕に行いました。ま
た通常の献金とは別に、エルサレムにいる信者のための救済献金
を急に準備するのではなく、週の初日に貯蓄しておいて、パウロが
行く時に集めることがないようにという話であって、献金を教会に
持って来てささげなさいという話ではありません。こういった基本
的な文脈を無視してはいけないのです。ギリシア語の本文に忠実
な多くの翻訳からも、明らかに読み取れる内容です。

欽定訳「: 週の初めの日ごとに、神が栄えさせてくださった程度に応
じて、皆がそれぞれ手もとに蓄えておき、私が来てから集め
ることのないようにしなさい」。

新改訳「: 私がそちらに行ってから献金を集めるようなことがない
ように、あなたがたはおのおの、いつも週の初めの日に、収
入に応じて、手もとにそれをたくわえておきなさい」。

新アメリカ聖書「: 各自は、貯蓄することができるものは、何でも別
々に残しておきなさい」。

シリア・ペシタ訳「: 各人で別々に取って、貯蓄するようにしなさい」。
“ひとりきり家で”(ルター訳)、“自分の家で”(フランス訳)。

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