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習慣を養ってこなかったために、悩みの時には、さらにひどい苦難と
苦痛に陥ることでしょう。彼らは、自分たちが学ぶことをなおざりに
していた信仰の教訓を、恐ろしい絶望状態の中で学ぶことになるで
しょう。

今私たちは、毎日の生活の中で、主の約束を体験することによっ
て、神様と親しくなっていかなければなりません。天使たちは、真実
の、熱烈な祈りをすべて記録しています。私たちは、神様との交わり
をおろそかにするよりも、自己中心的な生活方式を捨て去るべきで
す。神様が認められる最低の貧困と最大の自己犠牲は、主が認めら
れない富、名誉、安楽、友情よりはるかにまさっています。私たちは
時間をかけて祈らなければなりません。もし私たちが、世俗のことに
心を奪われているなら、主は、財産、家屋、肥えた土地などの偶像
を、私たちから取り去ることによって、祈る時間を与えられるかもし
れません。

５、印を押される経験

印を押す（Sealing）というのは、神様の所有になったという、しる
しを受けることです。聖書で印を押すとは、ただ一度ハンコを押され
るようなものではなく、一連の過程の結果です。私たちは、福音と聖
書の真理によって、理解が増し、信仰の経験が深まります。神様をよ
り深く体験するようになり、神様を愛する心が強くなり、神様の品性
を反映するようにさせられていきます。

私たちは、真理の光をさらに求め、真理の光を受けながら成長し
ていかなければなりません。「正しい者の道は、夜明けの光のよう
だ、いよいよ輝きを増して真昼となる」（箴言４：１８）。信仰によって
義とされた人たちは、真理の光を通して生活が改革され、主の恵み

第６章 │ 137