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うちにおるのである。それはわたしがわたしの父のいましめを守った
ので、その愛のうちにおるのと同じである」（ヨハネ15：10）。真理に
従うことによって、私たちはイエス様の内にいる事ができます。

神様は、自我が、生きた焼き尽くされるべき供え物として、祭壇に
置かれない限り、どんなに大きな奉仕であったとしても、お受けにな
りません。神様の子供であるなら、根が清まっていなければなりま
せん。そうでなければ、健全な実を実らせることは出来ないのです。
良い実だけを、神様はお受けになられます。心は新しくされて献身
し、動機が純粋なものとならなければなりません。

ゼカリヤ書４章には、純金の燭台の両側にある、二本のオリブの
木の光景が描かれています。このオリブの木から、絶えず油が燭台
に流れるようになっていました。読者の皆さんは、聖霊の豊かな注
ぎを、絶えず受けておられるでしょうか。日々聖書を学び、その教え
を実行して光を輝かす時、私たちは聖霊を受け続けることが出来る
のです。

マタイによる福音書２５章に登場する、１０人の乙女のたとえの中
で、愚かな乙女たちは、油がなかったために見捨てられてしまいま
す。彼女たちは、神様の真理のみ言葉に従って、生きていませんでし
た。賢い乙女たちは「自分たちのあかりと一緒に、入れものの中に油
を用意していた」（マタイ25：4）。そのために花婿が遅れて来た時
に、続けて照らす光を持っていたのです。つまり主の言葉を通して、
聖霊の働きを引き継き体験していました。

夜がきて、危機がやって来る前に、私たちは個人的な聖霊の経験
がなければなりません。１０人の乙女たちが最初に持っていたあかり
は、婚礼の主催側が用意してくれるものでした。それは、今日、教団

第５章 │ 89