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供えのパンが作られる過程は、キリストの経験を象徴していまし
た。供えのパンが作られるためには、まず、麦が地に落ちて死んで芽
を出し、それが成長して実を結ばなければなりません。「ナザレ」とは
「芽」あるいは「枝」という意味です。主はこの世の命のパンになる
ために、ナザレで暮らされました。種を地に植えた後も、農夫は涙と
汗を流しながら手入れをするように、イエス様の生涯も苦難と涙に
まみれた生涯でした。
麦が刈り入れられると、農夫が臼で穀物を挽いてパンを作るよう
に、イエス・キリストは人類の罪の重荷のために、押しつぶされる苦
しみを受けられました。
ユダヤ人の歴史書によると、レビ人たちが、聖所の供えのパンを焼
く時は、中までちゃんと焼けたかどうかを知るために、槍のような長
いフォークでそのパンのわきを刺したそうです。さらに、出来上がっ
た時には、その上に十字架の印を押していました。供えのパンは、ど
れほど、私たちの主の経験を詳しく説明していることでしょう!
イスラエルの宿営地では、安息日には、食べ物を料理することが
禁じられていましたが、聖所のパンだけは、安息日の朝に焼くよう
に指示されていました(レビ記24:8参照)。それは神の民が、聖なる
日の朝には、もっとも豊かに天の食物を食べるべきであることを象
徴していました。祭司たちは、自分で命のパンを食べてよく味わい、
自ら体験した命の食物を、安息日ごとに、民に分け与えなければな
りませんでした。カビが生えたようなパンや、前の週に焼いたパンを
与えてはなりませんでした。私たちも、聖なる神様のみ言葉を、毎日
研究しましょう。安息日には、特にみ言葉をじっくり、深く学びましょ
う。そのみ言葉が、私たちの進む道の光となり、周囲の人々に力を与
第5章 │ 93
た。供えのパンが作られるためには、まず、麦が地に落ちて死んで芽
を出し、それが成長して実を結ばなければなりません。「ナザレ」とは
「芽」あるいは「枝」という意味です。主はこの世の命のパンになる
ために、ナザレで暮らされました。種を地に植えた後も、農夫は涙と
汗を流しながら手入れをするように、イエス様の生涯も苦難と涙に
まみれた生涯でした。
麦が刈り入れられると、農夫が臼で穀物を挽いてパンを作るよう
に、イエス・キリストは人類の罪の重荷のために、押しつぶされる苦
しみを受けられました。
ユダヤ人の歴史書によると、レビ人たちが、聖所の供えのパンを焼
く時は、中までちゃんと焼けたかどうかを知るために、槍のような長
いフォークでそのパンのわきを刺したそうです。さらに、出来上がっ
た時には、その上に十字架の印を押していました。供えのパンは、ど
れほど、私たちの主の経験を詳しく説明していることでしょう!
イスラエルの宿営地では、安息日には、食べ物を料理することが
禁じられていましたが、聖所のパンだけは、安息日の朝に焼くよう
に指示されていました(レビ記24:8参照)。それは神の民が、聖なる
日の朝には、もっとも豊かに天の食物を食べるべきであることを象
徴していました。祭司たちは、自分で命のパンを食べてよく味わい、
自ら体験した命の食物を、安息日ごとに、民に分け与えなければな
りませんでした。カビが生えたようなパンや、前の週に焼いたパンを
与えてはなりませんでした。私たちも、聖なる神様のみ言葉を、毎日
研究しましょう。安息日には、特にみ言葉をじっくり、深く学びましょ
う。そのみ言葉が、私たちの進む道の光となり、周囲の人々に力を与
第5章 │ 93