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える命の食物になるのです。

3、香壇

「あなたはまた香をたく祭壇を造らなければならない。アカシヤ
材でこれを造り、長さ一キュビト、幅一キュビトの四角にし、高さ二
キュビトで、これにその一部として角をつけなければならない。その
頂、その四つの側面、およびその角を純金でおおい、その周囲に金
の飾り縁を造り、アロンはその上で香ばしい薫香をたかなければな
らない。朝ごとに、ともしびを整える時、これをたかなければならな
い。アロンはまた夕べにともしびをともす時にも、これをたかなけれ
ばならない。これは主の前にあなたがたが代々に絶やすことなく、
ささぐべき薫香である。あなたがたはその上で異なる香をささげて
はならない。燔祭をも素祭をもその上でささげてはならない。また、
その上に灌祭を注いではならない。アロンは年に一度その角に血を
つけてあがないをしなければならない。すなわち、あがないの罪祭
の血をもって代々にわたり、年に一度これがために、あがないをしな
ければならない。これは主に最も聖なるものである」(出エジプト
30:1~3、7~10)。

A、香壇ととりなしの祈り
香壇は、大祭司であるイエス・キリストが、私たちのために、天父
に捧げるとりなしの祈りを象徴していました。人間を象徴するアカ
シヤの木に、純金をかぶせて造られた香壇は、契約の箱や備えのパ
ンの机よりも背が高いものでした。それだけを見ても、イエス・キリ
ストのとりなしの祈りの、重要性を理解することができます。主のと

94 │ 聖所‐福音の道しるべ
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