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けたら永久にその身分を保証される、会員証のようなものではあり
ません。救いは神様からの賜物ですが、天からのマナのように、毎
日集め、感謝し、勝利していかなければならないものです。

愛は力です。この愛の力には、知力と精神力も含まれていて、これ
らは切り離すことができません。愛は神様に属するものです。生まれ
変わっていない心は、神様だけが育てて下さるこの愛の木を、芽生え
させたり成長させることはできません。この木は、キリストが統治され
る時だけ生きて繁ります。愛は行動なしには生きられません。神様を
信じる人の全ての行動は、愛を増殖させ、強化し、繁茂させます。愛
は、穏やかに見えても、罪悪を征服することにおいては、強い力を発
揮するのです。愛の力は、私たちの頑固な意志を溶かし、悪に染まっ
た性質を変えてしまいます。救い主に対する完全な愛の炎は、私たち
の魂と、神様との間を隔てていた汚染物質を、すっかり除去してくれ
ます。こうして、神様の意思が私たちの志と一体となって、私たちを純
粋で高潔で、洗練された聖なる者に創り上げていくのです

私たちが信じる時、聖霊を賜物として与えると、聖書は語っていま
す。使徒ヨハネは、イエス様の言葉を次のように記しました。

「祭の終りの大事な日に、イエスは立って、叫んで言われた、『だれ
でもかわく者は、わたしのところにきて飲むがよい。わたしを信じる
者は、聖書に書いてあるとおり、その腹から生ける水が川となって流
れ出るであろう』。これは、イエスを信じる人々が受けようとしている
御霊をさして言われたのである。すなわち、イエスはまだ栄光を受け
ておられなかったので、御霊がまだ下っていなかったのである」（ヨ
ハネ7：37～39）。

このことを、使徒パウロは次のように説明しました。

76 │ 聖所‐福音の道しるべ