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の思いは神に適するからである。すなわち、それは神の律法に従わ
ず、否、従い得ないのである」(ローマ8:4、7参照)。人が新しく生
まれる時、心は神様と調和するようになり、神様の律法と一致するよ
うになります。このような大きな変化が、罪人のうちに起きた時、彼
は死から命へ、罪悪から聖へ、犯罪と反逆から服従と忠誠へ移され
たと言えるのです。
血と肉に属する古い性質は、神様の国を受け継ぐことができませ
ん。古い生き方や遺伝的な気質、以前の習慣などは捨てられなけれ
ばなりません。新しく生まれるとは、新しい動機と新しい好み、新し
い性向を持つことです。聖霊によって新しい命に生まれる人たちは、
神様の品性にあずかる者となるのです。真心からの改心は、悪に傾
いた遺伝的気質や、習慣化された性向を変えることができます。そ
のような真心からの改心の経験は、正しく十字架を見上げる罪祭の
経験から生じるものです。
神様のあがないの愛が、聖霊を通して私たちの心に注がれる時
(ローマ5:5)、戒めを守ることができないほど堕落していた人間
が、神様の戒めを愛し服従することを喜ぶ新しい心に造り変えら
れます。これこそ再創 造の 神 秘です。これは、そのような 知 識を持
つことではなく、実際の体験となります。罪人に、このような霊的な
再創造の体験をもたらすために、神様は罪祭の儀式を定められま
した。このような改心の経験なしに、神様が私たちをお救いになる
ことはできません。
さらに私たちは、このような心を、毎日主の恵みによって維持して
行くべきですが、それを聖化と呼びます。筆者はこの真理を、骨の奥
まで深く刻みつけさせられた、子供のころのある体験を憶えていま
第4章 │ 71
ず、否、従い得ないのである」(ローマ8:4、7参照)。人が新しく生
まれる時、心は神様と調和するようになり、神様の律法と一致するよ
うになります。このような大きな変化が、罪人のうちに起きた時、彼
は死から命へ、罪悪から聖へ、犯罪と反逆から服従と忠誠へ移され
たと言えるのです。
血と肉に属する古い性質は、神様の国を受け継ぐことができませ
ん。古い生き方や遺伝的な気質、以前の習慣などは捨てられなけれ
ばなりません。新しく生まれるとは、新しい動機と新しい好み、新し
い性向を持つことです。聖霊によって新しい命に生まれる人たちは、
神様の品性にあずかる者となるのです。真心からの改心は、悪に傾
いた遺伝的気質や、習慣化された性向を変えることができます。そ
のような真心からの改心の経験は、正しく十字架を見上げる罪祭の
経験から生じるものです。
神様のあがないの愛が、聖霊を通して私たちの心に注がれる時
(ローマ5:5)、戒めを守ることができないほど堕落していた人間
が、神様の戒めを愛し服従することを喜ぶ新しい心に造り変えら
れます。これこそ再創 造の 神 秘です。これは、そのような 知 識を持
つことではなく、実際の体験となります。罪人に、このような霊的な
再創造の体験をもたらすために、神様は罪祭の儀式を定められま
した。このような改心の経験なしに、神様が私たちをお救いになる
ことはできません。
さらに私たちは、このような心を、毎日主の恵みによって維持して
行くべきですが、それを聖化と呼びます。筆者はこの真理を、骨の奥
まで深く刻みつけさせられた、子供のころのある体験を憶えていま
第4章 │ 71