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したが、その青銅は、特別に入り口で務めを行う、信心深い女性たち
の鏡から造られていました（出エジプト30：18；38：8）。それは、私
たちの品性と心を映し出す、自由の律法を象徴していました（ヤコブ1
：23～25、Ⅱコリント3：17、18参照）。

洗盤で洗う経験は、鏡を見て罪を悟った者が、その中の、聖霊と
神様の言葉を象徴する水によって、自分の罪が洗い清められたこと
を知ることでした。血が流されることによっても、罪は清められまし
た。それは一度だけでしたが、私たちは、毎日水と聖霊によって、つ
まり、真理のみ言葉と聖霊の働きによって清められ、新しく生まれ変
わる経験をしなければならないのです。

イエス様の十字架の後、弟子たちは互いに罪を告白し合い、心を
清めて祈っていました。その時、天から聖霊の賜物が、豊かに注が
れたのです！それゆえ、燔祭の祭壇(十字架を象徴している)を経験
して、聖所に入る前に、私たちは洗盤で、知っている限りのあらゆる
罪から、心を完全に洗われる恵みを体験しなければなりません。五
旬節の前に十字架があり、罪を洗う完全な悔い改めの経験がありま
した。

イエス様が天の聖所に入られ、聖所の奉仕の務めを始める前に、
十字架と五旬節の聖霊の恵みが先にありました。聖化の経験にあず
かるために、信仰によって天の聖所に、イエス様について入る私たち
も、まず、十字架の下で自我に死に、罪を悔改め、聖霊の恵みを通し
て罪を完全に断ち切り、み言葉で洗い清められていなければなりま
せん。

テトスへの手紙3章5～7節で、使徒パウロは聖所の外庭の儀式に
おける洗盤の役割を、次のように説明しています。

第４章 │ 79