Page 113 - RememberMe!
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World Book Encydopedia(Chicago: World Book Inc., 1986) 787, 788)。
復活節に配る卵は、春に生命が芽生える復活と多産を象徴して
いると考えられており、エジプトと中近東の春分祭の時にも、卵を
配って食べました。また天からユーフラテス川に落ちた巨大な卵か
ら、女神アシタロテ(Astarte-Easter)が誕生したとも言われていま
す。イギリスの古代ドルイド教徒たちは、卵を神聖の象徴として常
に持っており、ローマの豊作の女神ケレスの行列では、卵が先頭
を行きました。アテネでは、バッカス祭典やデオニシアカ祭典の時
は、卵を聖別して捧げる宗教行事が行われました。
「復活節-日曜日」の朝、多くのキリスト教会は、日の出礼拝を
皆でささげます。「復活節-日曜日」の朝、イエスがよみがえられた
ことを根拠に、そのような宗教行事を行うと主張しますが、この、日
の出礼拝の原型は、古代の太陽崇拝にあります。エゼキエルの時代
には、イスラエルの祭司たちさえも、太陽崇拝に深入りしていたこと
が分かります。「彼はまたわたしを連れて、主の家の内庭にはいっ
た。見よ、主の宮の入り口に、廊と祭壇との間に二十五人ばかりの人
が、主の宮にその背中を向け、顔を東に向け、東に向かって太陽を
拝んでいた」(エゼキエル8:16)。エリヤの時代に、バアルの預言
者たちが向いていた所も、やはり東側でした。カルメル山で、バアル
の預言者たちがバアルを呼び始めたのは、東の地平線上に太陽が
姿を現す時、すなわち夜明けの時でした(列王上18:26)。
キリスト教会に入ってきた異教の風習イースター、クリスマス 113
復活節に配る卵は、春に生命が芽生える復活と多産を象徴して
いると考えられており、エジプトと中近東の春分祭の時にも、卵を
配って食べました。また天からユーフラテス川に落ちた巨大な卵か
ら、女神アシタロテ(Astarte-Easter)が誕生したとも言われていま
す。イギリスの古代ドルイド教徒たちは、卵を神聖の象徴として常
に持っており、ローマの豊作の女神ケレスの行列では、卵が先頭
を行きました。アテネでは、バッカス祭典やデオニシアカ祭典の時
は、卵を聖別して捧げる宗教行事が行われました。
「復活節-日曜日」の朝、多くのキリスト教会は、日の出礼拝を
皆でささげます。「復活節-日曜日」の朝、イエスがよみがえられた
ことを根拠に、そのような宗教行事を行うと主張しますが、この、日
の出礼拝の原型は、古代の太陽崇拝にあります。エゼキエルの時代
には、イスラエルの祭司たちさえも、太陽崇拝に深入りしていたこと
が分かります。「彼はまたわたしを連れて、主の家の内庭にはいっ
た。見よ、主の宮の入り口に、廊と祭壇との間に二十五人ばかりの人
が、主の宮にその背中を向け、顔を東に向け、東に向かって太陽を
拝んでいた」(エゼキエル8:16)。エリヤの時代に、バアルの預言
者たちが向いていた所も、やはり東側でした。カルメル山で、バアル
の預言者たちがバアルを呼び始めたのは、東の地平線上に太陽が
姿を現す時、すなわち夜明けの時でした(列王上18:26)。
キリスト教会に入ってきた異教の風習イースター、クリスマス 113