Page 91 - RememberMe!
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ことを願われたのでした。
これこそ、イエスが「すべて重荷を負うて苦労している者は、わ

たしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう」(マタイ11
:28)と語られた時、意図しておられた安息です。「あなた自身を
神の創造のみ手に屈服させなさい。そうすれば、神はあなたに安息
(あなたの魂の安息、さまよい歩くことに終止符を打つ安息)を下さ
るであろう」と。

3 「すなわち、聖書のある箇所で、七日目のことについて、『神
  は、七日目にすべてのわざをやめて休まれた』(κατ   
   παυσεν)と言われており、またここで、『彼らをわたしの
  安息(κατ παυσιν)にはいらせることはしない』と言わ
   れている」(ヘブル4:4、5)。
ヘブル人への手紙の記者は、安息の主題を論議しながら、創世記
2章2節の「神は第七日にその作業を終えられた」という代表的な
安息日の箇所を引用することで、私たちが信仰によって入るべき安
息の起源を、創造週の第7日にもうけられた神の安息日としていま
す。神は、さらに一歩進んで、安息日を覚えることについて、「わが
安息日を聖別せよ。これはわたしとあなたがたとの間のしるしとな
って、主なるわたしがあなたがたの神であることを、あなたがたに
知らせるためである」(エゼキエル20:20)と述べておられます。神
は、永遠にわたる安息の原型を、第7日安息日に見出すことを教え

新約聖書と安息日 91
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