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『今いまし、昔いませる、全能者にして主なる神よ。大いなる御力を
ふるって支配なさったことを、感謝します。諸国民は怒り狂いました
が、あなたも怒りをあらわされました。そして、死人をさばき、あなた
の僕なる預言者、聖徒、小さき者も、大いなる者も、すべて御名をお
それる者たちに報いを与え、また、地を滅ぼす者どもを滅ぼして下さ
る時がきました』。そして、天にある神の聖所が開けて、聖所の中に
契約の箱が見えた。また、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴と、地震
とが起り、大粒の雹が降った」(黙示録11:15~19)。

この預言の言葉を通して、私たちは、七つのラッパの時代とは、天
にある至聖所の垂れ幕が開かれる、大贖罪日の時であることが分
かります。至聖所の契約の箱が見えるとは、至聖所の時代になった
ことを意味しています。イエス様が地上で生きておられた時は、聖
所にあてはめるなら外庭の時代でした。そして、イエス様が天に昇ら
れ聖所に入られたことは、教会が聖所の時代に入り、十字架の血で
清められた後、聖化されなければならないことを表しています。そし
て、現在私たちは、神様のあがないの計画の最終段階である、大贖
罪日に生きているのです。

この世に生を受けたすべての人が、最後の審判を通して、聖なる
神様のみ前で生きることが出来る、真の信仰と品性を確立してきた
かどうかが、調査されます。彼らの悔い改めが真実なものであったか
どうかが、評価されるのです。

マタイによる福音書22章の、婚宴の礼服のたとえ話では、席に
ついた着いた人々が、礼服をつけているかどうかが調べられ、礼服
を着ていなかった者は、暗やみに放り出されます。イエス様が報い
をたずさえて再臨される前に(悪人の刑罰が執行される前に)、私た

122 │ 聖所‐福音の道しるべ
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