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オンの山に、小羊と共に立っている人々の額に書かれた、小羊の名
前と関連があります。それは、救われるべき神様の民の額に押され
る印です。神様の恵みと力によって、彼らの品性が、神様の品性、す
なわち、十戒にあらわされた神様の愛の品性と同じように変えられ
たために、神様の所有物となったことの証明として、印が押されたの
です。この神様の印は、四方の風が放たれ、世の終わりが臨む時に
押されます。

４、ユダヤの祭り―初穂

神様は聖所制度と共に、祭りの制度も与えられました。祭りについ
ての詳しい指示はレビ記23章に記されています。この問題を詳しく
学ぶためには、本一冊分が必要になりますので、ここでは簡単に説明
します。しかし、祭り制度には、聖所制度と切り離すことの出来ない、
深い関連があります。聖所制度は、イエス様の務めの目的と、意味を
説明するものでした。祭り制度は、イエス様のあがないの働きの時間
経過、順序を説明しています。聖所制度は、あがないの働きを理解し
て、覚えるための実物教訓です。同じように、祭り制度は、あがない
の働きの時期と順序を忘れないようにされた実物教訓です。

祭り制度と、最後の世代である１４万４千人との関係は、初穂の概
念にあります。初穂というのは収穫の時、実を刈り取る前に、よく実
った極上品を一束刈り取り、最初に聖所に捧げる儀式でした。収穫
の準備が整ったという農夫の報告を受けた大祭司は、畑に入り、初
穂を採り手で束ね、果実の場合はかごに入れて、聖所の外庭から至
聖所に向かって、上下に揺り動かす揺祭として捧げました。これを初
穂と言います。この初穂が供えられて神様に捧げられないと、収穫

160 │ 聖所‐福音の道しるべ