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葉である。そしてアロンの子たちは祭壇の上で、火の上のたきぎの上
に置いた燔祭の上で、これを焼かなければならない。これは火祭であ
って、主にささげる香ばしいかおりである」(レビ3:1~5)。

レビ記に書かれている、聖所の外庭で行われる儀式の順序でい
くと、次は酬恩祭になります。この酬恩祭は、私たちが神様と和解す
る方法を教えるものでした。残りの聖所の儀式は、私たちが、どのよ
うにして聖なる神様と和解し、本来の状態に回復されるかということ
を、詳細に説明しています。永遠の神様は、私たちと永遠に住むこと
を願い、神様に近づく道を教えて下さいました。私たちの信じてい
る神様は、どんなに感謝を捧げても言い尽くせないほど、愛と恵み
に満ちた神様なのです!

酬恩祭は、悔い改めた罪人が、神様と和解しひとつになった、感
謝を表すために捧げ物をする儀式です。燔祭と酬恩祭は、自分から
進んで行う儀式です。悔い改めて、自発的に主の前に進み出て、献身
と感謝を言い表す儀式です。

2、感謝と誓願として捧げる酬恩祭

また、酬恩祭は感謝の表明であると同時に、神様に対する自分の
誓願(誓約)を捧げる儀式でもありました。この酬恩祭は燔祭とは
違って、ちょうど新約の聖餐式のように、儀式に参加する全員が集
まって、犠牲の供え物の肉を分けて食べました。燔祭の場合は、犠
牲の供え物全体を、祭壇の上に乗せて完全に火で焼いてしまいまし
た。酬恩祭は、その犠牲の供え物の中で、神様に捧げる部分は祭壇
の上で焼きましたが、大部分は犠牲を捧げた人に返されました。祭
司には、その胸と右のもも、両方の頬と胃を与えるようになっていま

第4章 │ 51
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